中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は16日までに新たに1536人が確認され、累計で17万5046人になりました。
1日の新たな感染者数は、10日連続で1000人を超えています。
新たな感染者1536人のうち、国内での感染は1476人で、残りの60人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル564人、京畿道（キョンギド）448人、仁川（インチョン）95人と、首都圏だけで全体の75%に上っています。
首都圏以外の地域では、慶尚南道（キョンサンナムド）が79人、釜山（プサン）市と大田（テジョン）市がそれぞれ49人、忠清南道（チュンチョンナムド）が38人などと、感染の勢いが首都圏以外にも広がりつつあります。
一方、１回目のワクチン接種を受けた人は累計で全人口の31％にあたる1591万人、接種を完了した人は12％の632万人になりました。
感染拡大を受けて、政府は、首都圏で私的な集まりを昼間は4人まで、午後6時以降は2人までに制限したのに続き、首都圏以外でも5人以上の集まりを禁じる措置を取りたい考えで、金富謙（キム・ブギョム）国務総理は16日の中央災害安全対策本部の会議で、首都圏以外の地域の私的な集まりの人数制限を4人までで統一する案を議論するよう各自治体に要請しました。
金総理は、「全国的な防疫強化措置を検討しなければならない。感染者の増加が続く場合、首都圏以外の地域でも午後6時以降の集まりの人数を制限せざるを得ない」と強調しました。
また、対面での礼拝を計画している一部の教会に対しては「共同体を危険に陥れかねない行為は自粛してほしい」と協力を求めました。