韓国とアメリカの軍当局が、ASEAN=東南アジア諸国連合やインドとの関係強化に向けた韓国の新南方政策と、アメリカのインド太平洋戦略について協力策を話し合うワーキンググループの設置を検討していることがわかりました。
政府消息筋によりますと、韓米は先月開催されたKIDD=統合国防対話で、新南方政策とインド太平洋戦略などの地域戦略における協力の拡大に向け、実務レベルの非公式ワーキンググループの設置を検討することで一致したということです。
これをめぐっては、アジア・太平洋地域に軍事力を拡張する中国をけん制する狙いがあるとの見方が出ていますが、国防部は「特定の国を念頭に置いたものではない」と説明しています。
韓米は12月初めにソウルで開かれるSCM=韓米定例安保協議でワーキンググループの設置について具体的に議論する見通しです。