韓国の人気アイドルグループ、BTS=防弾少年団が、音楽界でもっとも権威ある賞とされるアメリカのグラミー賞で、去年に続き「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門」にノミネートされましたが、最優秀レコード賞など主要部門ではノミネートされず、ファンはもちろん、海外メディアからも疑問の声が上がっています。
BTSはことし、英語曲の「Butter」と「Permission To Dance」の2曲を発表し、コラボ曲なども含めて、発表した曲がいずれもビルボードのHOT100で1位となり、特に「Butter」は通算10回の1位を記録するなど、好成績を収めたため、グラミー賞の主要部門である最優秀レコード賞と楽曲賞に名前が挙がることが期待されていました。
海外メディアは、BTSのほか、 ドレイク、マイリー・サイラスなど、音楽チャートで1位を記録したアーティストが主要部門にノミネートされたなかったことについて、疑問を呈していて、SNSでは、グラミー賞は依然として多様性に欠けた「白人優位」の賞であるという声が上がっています。
グラミー賞の受賞者は、現地時間の来年1月31日に発表されます。