アメリカが北京冬期オリンピック、パラリンピックに対し外交的ボイコットをすると発表したことについて、韓国外交部は、北京オリンピックが成功裏に開催され、世界の平和と南北関係の発展に貢献することを願うという、これまでの姿勢を改めて表明しました。
外交部の報道官は7日、定例の会見で、「他の国の外交決定について、われわれがコメントすることはないが、わが国は北京冬季オリンピック・パラリンピックの開催を支持してきた」と述べました。
また、アメリカ政府は「外交的ボイコット」をすることを韓国側にあらかじめ通知したが、ボイコットへの参加を求めたりはしなかったと説明したうえで、北京オリンピックへの韓国の政府関係者の派遣について、まだ確定されたことはないと述べました。
アメリカのバイデン政権は、来年開かれる北京オリンピックとパラリンピックについて、政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」をすると明らかにしたうえで、各国の対応については、それぞれの判断に委ねるとしています。