来年1月から電気料金が大幅に値上がりします。一方、ガスの料金は据え置かれました。
政府は30日、来年1月から3月までの第1四半期の電気料金を発表しました。
それによりますと、電気料金は1キロワットアワーあたり13.1ウォン値上げされます。値上げ率は9.5%で、第2次オイルショックに見舞われた1981年以降、最も高くなっています。
これによって、4人家族の標準世帯が負担する電気料金は、月額平均で5万2730ウォンから5万7300ウォンへと、4000ウォン程度増える見通しです。
政府は、国際エネルギー価格の高止まりによる韓国電力の赤字拡大を値上げの理由としてあげています。
電気料金の大幅な値上げによって、低所得者層の家計の負担増が懸念されるため、政府は燃料費に対する補助金の拡大や料金の減免を行う考えを示しました。
韓国の電気料金は、去年10月に8年ぶりに値上げされて以来、今年3回引き上げられています。
一方、政府は、ガス料金については、電気料金の値上げや冬場の暖房費の負担増加などを理由に、第1四半期は据え置くことにしました。第2四半期に値上げするかどうかについては、今後検討して決める方針です。