ソウル市では、メタバースのプラットフォーム上で行政サービスの提供を行う「メタバース・ソウル」が16日午後から始まりました。
「メタバースソウル」は、ソウル市が社会のデジタル化や非対面サービスの普及に合わせて導入したもので、韓国の自治体初の公共メタバースプラットフォームとして、経済、教育、税務、行政、コミュニケーションの5つの分野で住民サービスを行います。
スマートフォンにアプリをダウンロードして立ち上げると、ユーザーはアバターを使ってバーチャル市庁に入ることができます。そして、ソウル市が発行した電子書籍を読んだり、バーチャル市長室に入って、ソウル市への意見や提案、要望などを提出したりすることができます。
「メタバース・ソウル」には青少年のための相談窓口も設置されていて、顔を合わせて相談しにくい青少年も、アバターを使って気軽に相談できるようになっています。
また、住民票謄本など7種類の行政書類の発行ができるほか、苦情の申し立てや納税申告の問い合わせにも対応しています。
最大100人が参加できる会議室も設置され、誰でもチャット機能を使ってコミュニケーションでき、画像などの資料を共有することができます。
ソウル市は、2026年までに、市政の全ての行政サービスをメタバース上で行うことにしています。