アメリカ国務省は6日、徴用問題の解決策をめぐる韓日両政府の発表を改めて歓迎しました。
アメリカ国務省のプライス報道官は6日の記者会見で、徴用問題の解決策をめぐる韓日両政府の発表について、「大変前向きな進展で、心から歓迎する」と評価し、「韓国と日本が関係をさらに進展させていくことを望む」と表明しました。
そのうえで、「韓米日3か国の関係は、自由で開かれたインド太平洋という共通ビジョンの要である。さらに繁栄する世界を実現するため、3か国関係の強化を継続することを期待する」と述べ、韓日米の連携を加速する姿勢を強調しました。
政府は6日、徴用問題の解決策として、最高裁にあたる大法院の判決により日本企業に課せられた賠償金の支払いを、韓国企業からの寄付金をもとに韓国の財団が肩代わりして支払う仕組みを公式に発表していて、その直後にバイデン大統領とブリンケン国務長官がそれぞれ歓迎する声明を出しています。
一方、EU=ヨーロッパ連合も現地時間の6日、韓日両政府の発表を歓迎する声明を出したほか、国連のグテーレス事務総長も「韓日の前向きな交流と未来志向の対話を歓迎する」とコメントしています。