現代(ヒョンデ)自動車グループは、月面探査用の自動運転車両の開発に乗り出しました。
現代自動車グループが20日、発表したところによりますと、月面探査車両のコンセプトモデルを国内の研究機関と共同で製作するということです。
コンセプトモデルは、重さが最大70キロの小型の自動運転車両で、太陽光を利用した充電システムや、現代自動車グループの最先端自動運転技術が応用されます。
また、1日の気温差が300度以上に達する月面の厳しい環境にも耐えられる熱管理システムや放射能を遮蔽する装置などを、韓国の研究機関と共同で開発します。
車両は、探査機能を持つ上部と、駆動を担当する下部にわかれています。
探査用の設備が追加または変更されても、駆動部分はそのまま使える設計になっています。
現代自動車グループは早ければ来年下半期にも、コンセプトモデルを完成させ、2027年に実際の製品を公開する方針です。
現代自動車グループは去年7月、韓国天文研究院(KASI)、韓国電子通信研究院(ETRI)、韓国建設技術研究院(KICT)、韓国航空宇宙研究院(KARI)、韓国原子力研究院(KAERI)、韓国自動車研究院(KATECH)の6の研究機関と共同研究に関する覚書を結んでいます。