科学技術分野における韓国と日本の協力を強化するための話し合いが、12年ぶりに再開しました。 
 
科学技術情報通信部は27日、ソウルで日本の文部科学省と局長級協議を行ったと明らかにしました。
 
今回の協議は、ことし3月と5月の韓日首脳会談を経てシャトル外交が復活したことにあわせて、両国間の科学技術分野における協力を強化するために開かれました。
 
韓国と日本は、1985年から科学技術分野での交流や協力を行ってきましたが、政府間の交流としては、2011年の科学技術協力協議会が最後で、それ以降は対話が途絶えていました。
 
今回の会談では、交流の再開にくわえ、今後の協力のための定例協議会の新設や、量子・宇宙・バイオ・半導体など先端技術分野での協力などが議論されました。
 
とくに、先端技術分野では、両国の研究者による共同研究や人的交流の必要性で一致したということです。
 
また、今回の会談には、韓国研究財団と日本科学技術振興機構、日本科学技術振興会も参加し、専門機関同士の協力拡大や専門家フォーラムの開催についても意見が交わされたということです。