韓国と日本の超党派の国会議員が15日、東京で、44回目となる韓日・日韓議員連盟の合同総会を開きました。

東京の衆議院第一議員会館で開かれた総会には、韓国の韓日議員連盟所属の国会議員37人と日本の日韓議員連盟の国会議員およそ60人が参加しました。

韓国側の会長を務める与党「国民の力」の鄭鎮碩（チョン・ジンソク）議員と、日本側会長の菅義偉前総理大臣は、それぞれ開会式のあいさつで、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領と岸田総理大臣による「シャトル外交」の再開などで、韓日関係は大きく改善したと評価し、今後も協力を強化していかなければならないと強調しました。

日本の岸田総理大臣も、村井英樹官房副長官代読の祝辞を寄せ、「日韓関係改善の動きは軌道に乗った。共に新時代を切り開けるよう尹大統領と緊密に意思疎通していく」と述べました。

また、韓国の韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理も、「国民の力」の李明洙（イ・ミョンス）議員が代読した祝辞で、「韓日両国は頼もしい協力パートナーになりつつある。韓日米3か国の協力という好循環を維持するためには、韓日両国の絶え間ない努力が必要だ」と強調しました。

両国の議員は、6つの常任委員会に分かれて18の議題について討論し、共同声明を採択する予定です。

韓日・日韓議員連盟の合同総会は、毎年、両国で交互に開かれるもので、新型コロナウイルスの感染拡大で2年間中止となっていましたが、去年、ソウルで再開されました。