イスラエルとイスラム武装組織ハマスとの衝突が続くなか、イスラエルに滞在する韓国人とその家族、合わせて16人が、日本の自衛隊機に乗り、現地を出発しました。
外交部によりますと、イスラエルに滞在する韓国人15人と外国籍の家族1人が、現地時間の2日午後5時ごろ、日本の自衛隊の輸送機に乗ってテルアビブを出発し、日本に向かっているということです。
輸送機には、日本人20人と外国籍の家族10人のほか、韓国人15人と外国籍の家族1人の、合わせて46人が乗っていて、3日午後にも羽田空港に到着する見通しだということです。
これで、イスラエルに滞在する韓国人は420人余りとなりました。
自衛隊が韓国人の退避を支援するのは、2回目です。
一方、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区のガザに滞在していた韓国人は、5人全員が、現地時間の2日午後11時15分ごろ、エジプトとの境界にあるラファ検問所からエジプト側に退避しました。
エジプトの韓国大使館が、現地での滞在をサポートしているということです。
イスラエルとハマスが先月7日に紛争を始めて以降、ラファの検問所は閉鎖されていましたが、カタールの仲裁によって今月1日と2日は開放され、合わせて1000人近くの外国人や負傷したパレスチナ人などがエジプトに避難しています。