違法薬物使用の疑いで警察の検査を受け、結果が陰性だったことから不起訴となった韓国のアイドルグループBIGBANG(ビッグバン)のメンバー、G-DRAGON(ジードラゴン)さんが、麻薬の撲滅に貢献するため、財団を設立する考えを示しました。
所属事務所は21日、この内容についてG-DRAGONさんが直筆で書いた手紙を公開しました。
それによりますと、「世の中の偏見と不公正さにより被害を受ける人の立場に立って、すべての人が平等で公正に尊重される社会を作っていきたい。そのために行動を起こすべきだと考えた」ということです。
また、「今回の騒動を経験し、麻薬犯罪で検挙される人が年間で2万人以上に上るという事実や、青少年による麻薬犯罪が急増したという事実、さらに、専門医療機関によって治療を受けることができる人は年間500人にも満たないという胸の痛む事実を知った」と語りました。
警察は、ことし10月に、G-DRAGONさんが薬物関連の事件に関与した疑いがあるとして、捜査を開始しました。
G-DRAGONさんは、無実を主張し、11月に自ら警察に出頭して薬物検査を受け、結果が陰性だったため、警察は今月19日に、「嫌疑無し」として捜査を終了しました。
G-DRAGONさんは来年、活動を再開する予定です。