ことしの冬のみかんの価格は去年より30%近く高騰し、ここ27年で最も高くなりました。
みかんの小売価格は、今月5日の時点で、10個あたり4318ウォンで、1年前と比べて30%近く値上がりしています。
これは、集計を始めた1997年以降、最も高い価格です。
卸売価格は小売価格を上回る水準で高騰していて、済州(チェジュ)のみかん出荷連合会が7日に発表したところによりますと、済州産のみかんの卸売り価格は、去年より50%値上がりしているということです。
去年の夏、梅雨の長期化で済州地方での日照量が減少し、できの良いみかんの出荷量が減ったことが影響しているということです。
また、りんごやいちごなどが値上がりしたことにより、比較的安価だったみかんに需要が集中したことも要因の一つとして挙げられています。
旧正月「ソルラル」を1か月後に控え、政府は、果物の価格高騰による国民の負担を和らげるため、バナナやマンゴーなどの輸入果物21種類に対して、1300億ウォン規模の関税の引き下げや撤廃を実施することを決めています。