若手アスリートが出場する冬季ユースオリンピックが、韓国で19日に開幕します。冬の大会がアジアで開催されるのは、これが初めてです。
ユースオリンピックは、IOC=国際オリンピック委員会が、未来のオリンピックに出場するスター選手を発掘するとともに、世界中の青少年にオリンピック精神を広めるために開催する大会です。
第1回目の大会は、2010年の夏と2012年の冬に開かれ、その後、それぞれ4年ごとに開かれています。
ソウルの東側にある江原道(カンウォンド)で行われる今大会は、19日の午後8時に江陵(カンヌン)スピードスケート競技場と平昌(ピョンチャン)ドームで開幕します。
来月1日までの14日間の日程で行われ、世界79の国と地域から1800人あまりが参加します。
会場は、2018年の平昌オリンピックの際に作られたものが再利用され、低コストでの開催となっています。
ユースオリンピックは、メダルの数を競うよりも、各国の参加者が交流しながら互いの文化について学ぶことに焦点が当てられていて、IOCは各国のメダルの集計を行いません。
冬のユースオリンピックが、ヨーロッパ以外の地域で開かれるのは、今回が初めてです。
2012年の第1回大会は、オーストリアのインスブルック、2016年はノルウェーのリレハンメル、2020年はスイスのローザンヌで開催されました。