韓国では、日常生活の中で環境に配慮した行動をすることでポイントがたまり、一定以上で現金などに交換できる「カーボンニュートラルポイント」制度が導入されています。こうして貯まったポイントを、7日からは、都市ガス料金の支払いにも利用できるようになりました。
「カーボンニュートラルポイント」制度は、日常生活の中で紙の領収書の代わりに電子領収書を使用したり、使い捨てカップの代わりにタンブラーを利用するなど、カーボンニュートラル、つまり脱炭素社会に貢献する行動をすることでポイントがたまり、一定以上で現金などに交換できる制度で、韓国では、環境配慮行動の促進に向けて、おととし1月に導入されました。
電気や水道水、都市ガスなどの利用を減らした場合、ポイントが付与され、例えば、都市ガスの使用量をこの1、2年の平均より5%以上減らすと、3000ウォンに相当する3000ポイントが、10%以上減らすと、6000ウォンに相当する6000ポイントが付与されます。
また、カフェで、使い捨てのカップをもらう代わりにタンブラーを持参した場合は1回当たり300ポイント、料理の配達サービスを利用する際に、使い捨て容器の代わりにリユース容器を利用すると、1回当たり1000ポイントが付与されます。
これらのポイントは、一定以上になると現金などに交換して使うことができますが、7日からは、都市ガス料金について、現金に交換しなくても、アプリを使って、貯まったポイントで支払うことができるようになりました。
「カーボンニュートラルポイント」制度の利用はホームページで申し込むことができ、利用者数は昨年末の時点で104万人となっています。