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韓半島

先代の業績否定する北韓の対韓国政策 統一相「指導部に混乱を招く」

Write: 2024-02-26 15:34:49Update: 2024-02-26 16:09:13

先代の業績否定する北韓の対韓国政策 統一相「指導部に混乱を招く」

Photo : KBS

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、韓国を統一の対象ではなく敵対的な国家とみなす方針に転換し、祖父、故金日成(キム・イルソン)主席や父、故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が進めた統一政策を否定する姿勢を示していることについて、統一部の金暎浩(キム・ヨンホ)長官は、北韓の指導部に混乱を招くという見方を示しました。 
 
金委員長は、昨年末の党の重要な会議で、韓国を敵対国家とみなして韓国に対する政策を全面的に見直す方針を打ち出しました。
 
そして、金日成主席が韓国と交わした統一の原則を広く伝えるために金正日国防委員長が建てたアーチ形のモニュメントを先月、撤去しました。
 
また、韓国戦争で分断され、2000年の南北首脳会談で金正日国防委員長が当時の金大中(キム・デジュン)大統領との間で互いの線路を連結することで合意していた京義(キョンウィ)線について、連結工事ができないようにするため、北韓側の隣接する道路に地雷を埋めたことが、同じく先月、確認されています。

こうした動きについて、韓国統一部の金暎浩長官は25日、KBSのテレビ番組に出演し、「北韓で権力の世襲の基盤となる金日成主席や金正日国防委員長の業績を否定することは、北韓の指導部に混乱を招く可能性が大きい」という見方を示しました。
 
そのうえで、「こうした混乱を避けるため、北韓が韓国に対して軍事挑発をしかけてくる可能性が高い」と指摘し、「政府は徹底的な対策を講じている」と強調しました。
 
金長官はまた、金委員長の娘、ジュエ氏が後継者になる可能性について、「排除できない」との見方を示し、「ジュエ氏を早くから登場させていることは、北韓の内部が不安定であることを示している」と指摘しました。
 
日朝関係をめぐる最近の動きについては、「韓半島の平和と北韓の核問題の解決に役立つのであれば、日朝間の対話に反対しない」としたうえで、日本人拉致被害者の問題が解決に向かうかどうかを見守る必要があるとの認識を示しました。

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