アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が金融緩和に対して前向きな姿勢を維持し、ニューヨーク株式市場で20日、株価が上昇したことを受け、韓国株は21日、一気に2700ポイント台の半ばまで上がり、翌22日も同程度の水準で取引されています。
20日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P500の主な3つの指数の終値が、いずれも過去最高を更新しました。
21日の韓国市場もこの流れを引き継ぎ、KOSPI=韓国総合株価指数は、前の営業日より41.04ポイント上がった2731.18と、2700を上回って始まり、さらに上げ幅を広げ、一時2755.45を付けました。
21日は、前の営業日より64.72ポイント、率にして2.41%上がって、2754.86で取引を終えました。
KOSPIが2750ポイントを超えるのは、2022年4月以来、およそ2年ぶりです。
翌22日は、午前中に一時2762ポイントを上回ったあと、下落に転じ、前の営業日より6.30ポイント、率にして0.23%下がって、2748.56で取引を終えました。
今回の株価の上昇について、専門家は、半導体の業況に対する楽観的な見方が広がっていることも要因の一つだと説明しています。