ソウル市内の公共交通機関を1か月間無制限に利用できる定期券の販売枚数が、発売から70日で100万枚を突破しました。
ことし1月23日に発売されたこのカードは、「気候同行カード」と呼ばれ、地下鉄やバス、自転車などソウル市内の公共交通機関を、1か月6万5000ウォンで無制限に利用できる定期券です。
ソウル市によりますと、この定期券の販売枚数が、今月5日午後4時の時点で、100万8000枚を記録したということです。
カード型が51万5000枚、スマートフォンのアプリ版が49万3000枚となっています。
1日当たりの利用者数は、今月2日に50万人を超え、購入した人は、平均2日に1回はこの定期券を利用している計算です。
ソウル市では、若者向けに割引キャンペーンを実施したことや、利用が可能な路線を追加したことなどが、短い期間での普及につながったと分析しています。
定期券代は、現在、現金払いか口座振り込みのみとなっていますが、ソウル市は、さらに普及を拡大するため、今後、クレジットカードとデビットカードでチャージできるようにするほか、文化施設や公園などの入場料の割引や、観光客向けに1か月より短い定期券の発売などを計画しています。