ことし4月の輸出額は、主力商品である半導体が大幅に伸びたことなどにより、去年の同じ月に比べて14%近く増え、7か月連続の増加となりました。 
 
産業通商資源部が1日にまとめたところによりますと、先月の輸出額は562億6000万ドルで、去年の同じ月に比べて13.8％増えました。
 
月間の輸出額は、去年10月にプラスに転じてから、7か月連続で増えています。

主力製品である半導体と自動車の輸出が大幅に増えたことなどが背景にあります。 
 
4月の半導体の輸出額は99億6000万ドルで、1年前と比べて56.1％増え、6か月連続で増加しました。
 
また、半導体とともに4大IT品目と呼ばれるディスプレー、無線通信、コンピューターの全てで輸出が増えました。
 
自動車の輸出額は、2月と3月はEV＝電気自動車の販売が伸び悩んだことで、それぞれ前年比でマイナスとなりましたが、4月は10.3％増え、過去最高となる67億9000万ドルを記録しました。
 
輸出先別では、アメリカが24.3％増え114億ドルで過去最高となりました。

中国向けも9.9％増えています。
 
一方、4月の輸入額は547億3000万ドルで、去年の同じ月に比べて5.4％増えました。
 
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は15億3000万ドルの黒字で、去年6月から11か月連続で黒字が続いています。
 
政府は、当面の間、輸出の増加と貿易収支の黒字が続くと見込んでいます。