韓国第2の都市、釜山(プサン)と慶尚南道(キョンサンナムド)巨斉(コジェ)島とを結ぶ橋、「巨加(コガ)大橋」が13日、開通しました。
巨加大橋は慶尚南道巨済市と釜山広域市加徳(カドク)島をつなぐ総延長8.2キロの往復4車線の橋で、斜張橋と海底トンネルで構成されており、合計2兆2345億ウォンをかけて2004年から工事を進め、このほど、完成しました。
開通式は13日午後、巨済島側の休憩所で行われ、李明博(イ・ミョンバク)大統領は「巨加大橋の完成で、釜山、巨済、統営(トンヨン)を経て、麗水(ヨス)、木浦(モッポ)をつなぐ南海岸の新しい観光シルクロードとして発展するだろう。またこのうち3.7キロの区間は、沈埋工法という方法で海底48メートルという世界でもっとも深い海底トンネルの方法で完成し、韓国の高い建設技術の水準を世界にアピールした」と高く評価しました。
巨加大橋の開通で釜山と巨済島との距離は、これまでの140キロから60キロに短縮され、それによって通行時間もこれまでの3時間から40分ほどに大幅短縮されて、物流費用も年間4000億ウォンほど節減できると見込まれます。
巨加大橋の通行は14日午前6時から開始され、年内は無料ですが、来年1月元日からは乗用車基準で1万ウォンとなります。