不当な蓄財を計ったのではないかとの疑惑が浮上し、14日に辞任した黄義敦(ファン・ウィドン)陸軍参謀総長の後任として、国防部は15日、新しい参謀総長に金相基(キム・サンギ)大将を内定し、16日にその就任式が行われました。
就任式は16日午後3時に行われ、新しく就任した金相基陸軍参謀総長は就任の挨拶で、「敵と戦って勝つ戦闘型の野戦部隊を育成し、敵が挑発した際には屈服するまで毅然と戦い、徹底的に懲らしめる」と強調しました。
また、今後の部隊の運営については、「不要な行政をなくし、部隊の運営を単純化し、戦闘任務にもとづく戦闘型部隊に革新していく」と述べました。
金相基陸軍参謀総長は陸軍士官学校出身で、陸軍本部・戦力企画参謀部長、特殊戦司令官、国防部の政策室長などを歴任しています。
国防部の関係者は、今回の人事について、金相基陸軍参謀総長の軍に対する包括的な専門性が高く評価されたと説明しています。