補修工事のため先月14日から一時撤去されていた李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像が、再びソウル鐘路区の世宗路の光化門(クァンファムン)広場に戻ってきました。
ソウル市は23日、深夜2時から朝の7時まで、補修作業を終えた李舜臣将軍の銅像を光化門広場に再設置する作業を行い、市民に公開しました。
1968年に今の位置に建てられた李舜臣将軍の銅像は、ひどい亀裂や腐食が見つかり、補修作業のため先月14日に京畿道(キョンギド)利川(イチョン)市の工場に移されました。
補修作業では、銅像にできた穴や亀裂など欠陥のある部分22か所を接合し、地震や台風にも耐えられるように銅像の内部にステンレスの補強材を付けました。
また、銅像の表面をなめらかに整えるとともに、長い歳月を経て青銅の本来の色を失い、ところどころ茶色の混じった濃い緑色に変わった補修前の銅像の色を再現するため、全体を茶色を帯びた濃い緑色で塗装し、コーティングを施しました。
李舜臣将軍(1545 - 1598)は、日本で言う文禄慶長の役で、豊臣秀吉が率いる日本軍を相手に活躍した救国の名将軍として、韓国では国民的英雄とされています。