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口蹄疫拡大 予防ワクチン接種を実施へ

Write: 2010-12-23 15:00:09

慶尚北道(キョンサンブクド)安東(アンドン)で発生した口蹄疫が江原道(カンウォンド)まで広がったことを受けて、政府は、最後の手段としてワクチン接種を実施することにし、23日、接種の場所と時間を決めました。
それによりますと、ワクチン接種の対象となる地域は、最初に口蹄疫が発生した安東とその隣接地域の醴泉(イェチョン)、京畿道坡州(パジュ)などで、口蹄疫が発生した地域から半径10キロ以内で飼育されている牛に口蹄疫ワクチンが接種されます。
しかし、韓国最大の韓牛産地である江原道(カンウォンド)地域は、今のところ口蹄疫の発生が散発的であることからとりあえず対象から除外されましたが、さらに口蹄疫が広がる場合、ワクチンの接種を実施する可能性が高いものとみられます。
また、豚についても、飼育農家が7000戸と比較的少ないうえ、感染速度が牛に比べて遅いことから、接種の対象から外されました。
ワクチンの接種は農林水産食品部が使用できる最も強力な手段ですが、ワクチンを投与した場合、口蹄疫の終息から清浄国の地位を回復するための申請ができるようになるまでの期間が6か月と、殺処分に比べて3か月長いため、なるべく避けられている最後の手段で、韓国では2000年に1度だけ行われています。
しかし、口蹄疫が首都圏の防疫網をくぐり抜け、江原道地域に急速に広がっていることから、早期に拡大を止め、回復をはかることにしたものです。
農林水産食品部は、現在30万頭分のワクチンを保有しており、来年初めまでに370万頭分のワクチンを輸入する計画です。
政府はなるべく早くワクチンの接種を始めるとしていますが、準備に1週間ほどがかかり、接種してから効果が現れるまでさらに1週間かかるため、今後の2週間が口蹄疫拡大の山場になるものとみられます。
今回の口蹄疫で、3つの道の19地域で53件の感染が確認され、これまでに1462の農家の牛、豚、鹿などおよそ28万頭の家畜が処分されました。

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