国防部が近く発表する今年の国防白書で、北韓に対して「主敵」という表現よりもさらにはっきりした意味を込めた他の用語を使用する方針を決めたことが分かりました。
国防部は27日、国防白書についての説明資料を配りました。
それによりますと、韓国は国防白書で北韓に対して「主敵」という用語の代わりに、「核心的な脅威勢力」や「第一の敵」という用語を用いることを積極的に検討しているということです。
主敵の概念は、16年前の1994年の南北実務者接触で、北韓が「ソウルを火の海にする」と発言したことから、翌年からの国防白書で初めて使用されましたが、その後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権になってから「直接の軍事脅威」という表現に和らげられていました。