韓国と北韓の経済力は、およそ40倍の格差があることが、おととし2009年の各種の統計で分かりました。
統計庁が5日、発表したところによりますと、おととし2009年の国民総所得(GNI)は、韓国が8372億ドル、北韓が224億ドルで、韓国は北韓の37.4倍でした。
また1人あたり国民所得は、韓国が1万7175ドルだったのに対し、北韓は960ドルにとどまり、およそ18倍の開きがありました。
また輸出は韓国が3635億ドル、北韓が11億ドルで330.5倍、輸入は韓国が3231億ドル、北韓が24億ドルで134.6倍の開きがありました。
このほか▼粗鋼生産量は38.7倍▼セメント8.2倍、▼コメの生産量が2.6倍▼水産物は4.8倍、さらに▼発電量は18.5倍▼原油の輸入量は220.1倍の開きがありました。
これに対して、北韓が韓国を上回ったのは、鉄鉱石と石炭の生産量、鉄道の総延長だけでした。
これについて企画財政部の関係者は、「全体的にみると、韓国と北韓の経済力にはおよそ40倍の開きがある。こうした経済力の格差は、国防を含めた全ての分野で、韓国が北韓に対して優位な背景になっている」と説明しています。