ソマリア沖のインド洋でソマリア海賊に拉致され、6日後に韓国海軍によって救出された韓国の三湖海運所属のケミカルタンカーの救出作戦の映像が公開されました。
現地時間で先週21日未明、韓国海軍の駆逐艦から作戦開始を知らせる曳光弾が打ち上げられました。
この合図で上空で待機していたヘリコプターの機関銃が甲板の海賊一人を射殺、強い光線で敵の視野をかく乱させ、わずか6分のうちに海軍特殊戦闘要員15人がタンカーに乗り込みました。
その後、人質の多くが抑留されていた4階の操舵室に進入、銃撃戦の末、13人を救出するなど乗組員21人全員の身柄を保護しました。
海軍特殊戦闘要員は、人質救出の過程で船長室にいた海賊のボスを含め、海賊13人のうち、8人を射殺、5人を拘束しました。
作戦開始から人質全員救出までにかかった時間は、4時間14分でした。
韓国海軍によるソマリアでの人質救出作戦成功に対して、韓国では「アデン湾の快挙」と評価する声が上がっています。