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「海賊による船長銃撃に証拠」特捜本部

Write: 2011-02-07 14:43:45

ソマリア海賊による韓国タンカー乗っ取り事件を捜査している南海地方海洋警察庁の特別捜査本部は、身柄を拘束した海賊5人のうちひとりがソク・ヘギュン船長に銃撃を加えた証拠を得たと、発表しました。
特別捜査本部は、7日、ソマリア海賊5人に対する捜査結果を発表し、海賊のひとり、マホマード・アライが、ソク・ヘギュン船長に銃撃を加えたことが明らかになったとして、ソク船長の身体から出たAK小銃の弾丸と、操舵室の床の銃弾跡などを証拠物として公開しました。
また、韓国人乗組員7人からの事情聴取では、「海軍による救出作戦が始まると、海賊のひとり、アライが操舵室の床に身を伏せていたソク船長に銃を撃った」とする証言を得たとしています。
さらに特別捜査本部は、ソマリア海賊が、去年12月半ば頃からタンカーの乗っ取りを目的にグループを結成し、15日間海を航行しながら射撃術などを訓練したことが明らかになったと発表しました。
しかし、去年10月、アフリカ東部のケニア近海で操業中にソマリア海賊に乗っ取られた韓国漁船のクムミ305号241トンとの関連性については、全く手がかりをつかむことができなかったということです。
ソマリア海賊5人は、海上強盗殺人未遂と、船舶危害法違反などの容疑でこのあと検察に身柄を引き渡され、20日間、さらに詳しく捜査を受けることになっています。

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