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フランス所蔵の韓国古文書 5月までに全て返還へ

Write: 2011-02-08 10:54:26

フランスの国立図書館に所蔵されている朝鮮王朝時代の図書およそ300冊が、来月から5月末までの間に順次、韓国に返還されることになりました。
韓国とフランスは現地時間で7日午後、パリの外交部庁舎で、韓国の古文書297冊を返還する内容の政府間合意文に正式に署名しました。
フランスから返還されるのは、朝鮮時代に江華(カンファ)島にあった王室の図書館、 外奎章閣(ウェギュジャンガク)に保管されていた図書で、1866年にフランス艦隊が江華島を侵略した際、この図書館を燃やして5000冊が消滅し、蔵書297冊をフランスに持ち帰りました。
韓国は1992年からフランス政府に図書の返還をもとめ、当時のミッテラン大統領は図書の返還を約束していました。
さらに去年11月にソウルで開かれたG20サミットの際には、李明博(イ・ミョンバク)大統領とサルコジ大統領との首脳会談の席で返還に合意していました。
両国はフランスの国立図書館に所蔵されている古文書297冊全てを今年5月末までに、韓国の国立中央博物館に移すことにしており、およそ4回に分けて空路で運ぶことになる見通しです。
返還の形は永久一括貸与の方式で5年ごとに自動的に更新されることになります。
両国はまた2015年に韓国とフランスが国交を正常化して130周年になるのを記念して、一部の図書をフランスに展示することでも合意しました。

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