反政府デモが激しさを増している北アフリカのリビア全域に対して政府は21日、旅行警報の第3段階にあたる旅行制限地域に指定し、国民にリビアへの旅行などを極力自制するよう求めました。
外交通商部は20日に、反政府デモが激しいリビア東部に対して旅行警報の第3段階に当たる「旅行制限」を、その他の地域に対しては第2段階にあたる「旅行自制」をそれぞれ出していました。
今回、リビア全域を旅行制限地域にしたことで外交通商部は、リビアに滞在している韓国人は急を要することがなければ韓国に帰国し、リビア訪問の計画は取りやめるか延期するよう呼びかけています。
リビアの首都近くでは韓国の建設会社の工事現場に地元住民が乱入して韓国人従業員3人がけがをしたほか、車両3台などが奪われる事件が起きています。