北韓と中国との国境地帯にある白頭(ペクトゥ)山の火山活動についての共同研究を提案してきた北韓に対して、政府は民間の専門家による協議を韓国で開催するよう修正提案しました。
北韓は先週17日、休火山とされている白頭山の共同研究や学術討論などの交流を行うよう韓国側に提案してきました。
これについて統一部は22日、韓国の気象庁長の名義で板門店の連絡官を通じて北韓の地震局長宛に通知文を送りました。
それによりますと、韓国は白頭山の火山活動と関連し、南北間で協力する必要性に共感を示したうえで、この問題は専門性と科学的な知識が求められていることから、南北の民間の専門家による協議を来週29日に韓国側の京畿道(キョンギド)汶山(ムサン)で開くよう提案しました。
統一部の当局者は「民間の専門家による協議のあと、当局間の協議が必要であったり、承認や支援が必要である場合は、当局間の接触を行う可能性がある」と述べており、今後の北韓の出方が注目されます。