7年間におよそ5兆ウォンの予算が投入される超大型国策プロジェクト、「国際科学ビジネスベルト」の拠点が、紆余曲折の末、中部の大田(テジョン)大徳(テドク)地区に決まりました。
教育科学技術部は、16日、科学ベルト委員会を開き、国際科学ビジネスベルトの候補地として、名乗りを上げていた39の自治体53地区のうち、最終候補地5地区の中から、KAIST=韓国科学技術院など政府や民間の研究機関がすでに多数立地している忠清南道大田・大徳地区を国際科学ビジネスベルトの拠点地区に決めたことを明らかにしました。
「国際科学ビジネスベルト」は、基礎科学、先端産業、文化・芸術・教育など、グローバルな環境を整えた創造科学都市を建設するというもので、2009年に現政権が打ち出しました。
国際科学ビジネスベルトの拠点地区「大徳」科学団地には「重イオン加速器」と、「基礎科学研究院」本院が設置されます。
そして、拠点地区を経済・文化・教育的に支援する機能地区としては、忠清北道清原(チョンウォン)郡と、忠清北道天安(チョンアン)市、忠清北道燕岐(ヨンギ)郡が決まりました。さらに、「基礎科学研究院」所属の50の研究チームのうち、半数程度は拠点地区の大徳団地に、残りは、今回、選定で漏れた全羅南道・光州や、慶尚北道・大邱などに設置されることになりました。
政府は、国際科学ビジネスベルトの建設のため向こう7年間に、当初の計画より1兆7000億ウォン以上多い、5兆2000億ウォンを投入することにしています。
2014年の完成をメドに、政府は、来年中に基礎科学研究院の設計に着手し、中核施設の重イオン加速器は2018年までに設置する計画です。