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エンジン部品会社のスト続く 自動車生産に支障

Write: 2011-05-24 14:44:40

自動車エンジンの重要な部品を製造する中小企業「柳成企業」が今月18日からストライキに入り、生産を中断していることから、韓国の自動車メーカーの一部では生産ラインが止まっています。
柳成企業は、自動車エンジンの重要な部品を製造し、韓国やアメリカクライスラーなどの自動車メーカーに納品している中小企業で、従業員の組合は民主労総=全国民主労働組合総連盟に所属しています。
柳成企業は今年から2交代勤務と賃金制度の見直しをめぐって労使が対立し、労働組合は今月18日からストに入り、これに対抗して会社側は職場閉鎖しています。
このため現代自動車の蔚山(ウルサン)工場は、部品がなくなった23日から小型トラックの生産ラインがストップしました。
ストライキが行われている柳成企業の周辺には警察が組合員たちと対峙しており、23日夜、職場閉鎖以来、初めての労使交渉が行われたものの、意見の歩み寄りはみられませんでした。
このままストライキが続きますと、ほとんどの国内メーカーでは在庫がなくなる今月末から、操業に本格的な影響が出るとみられ、その場合、現代自動車、起亜自動車、韓国GM、双龍自動車、ルノー三星の5社の生産支障は5万台、1兆ウォンに達すると見込まれています。
柳成企業のストライキについて、経営者総協議会などでは、このストには民主労総が介入しており、部品製造会社の生産を担保に現代・起亜自動車に圧力をかけているという主張も出ており、午後は警察による鎮圧の可能性も出てきています。

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