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米軍基地の枯れ葉剤問題 韓米共同調査始まる

Write: 2011-06-02 13:00:02

韓国南東部の大邱(テグ)に近い米軍基地、「キャンプ・キャロル」内に枯れ葉剤が埋められたとする疑惑を受けて、韓国とアメリカは合同調査団を立ち上げ、本格的な調査に入りました。
韓国とアメリカは1日、ソウル龍山(ヨンサン)基地で SOFA=在韓米軍地位協定の環境分科委員会の会議を開き、韓国側16人、アメリカ側10人からなる共同調査団を立ち上げ、2日から本格的な調査に入りました。
韓米合同調査団は、キャンプキャロル基地内でレーダーによる検査と地下水検査を行います。
レーダー検査は地中にレーダーを照射し、枯れ葉剤や有害物質が入っているドラム缶があるかを確認します。
また、地下水検査は、韓米双方が基地内の9か所で地下水を採取し、それぞれ分析したあと、その結果を比較する形で行われます。
一方、土壌調査はアメリカ側の要求により、レーダー検査と水質検査の結果を確認したうえで必要に応じて行うことにしています。
調査の進め方をめぐっては、韓米の間に意見の隔たりがあり、韓国側はレーダーによる検査と水質・土壌検査を同時に行うことを主張しています。
これに対し、アメリカ側はまずレーダー検査と水質検査を行ったあと、土壌検査を行うことを主張しており、レーダー検査で枯れ葉剤のドラム缶が確認されない場合、ほかの有害成分が検出される可能性を事前に遮断し、調査を早期に終わらせる狙いがあるものとみられます。

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