アシアナ航空の貨物機が28日早朝、済州島の南西130キロの海上に墜落しました。
国土海洋部によりますと、28日午前3時前、仁川(インチョン)空港を出発し、中国上海に向かっていたアシアナ航空のボーイング747型貨物機が、およそ1時間後に墜落しました。
貨物機は、飛行中、機体に異常が生じ、済州空港に戻る途中、午前4時12分頃、連絡が途絶え、捜索の結果、済州島の南西130キロの海上に墜落したことが確認されました。
この貨物機には機長と副機長の2人が乗っていました。
海軍と海洋警察が、事故現場にヘリコプターや警備艇を送って捜索を行ったところ、28日正午前に、操縦席と貨物機の翼の胴体一部分が発見されましたが、機長らの安否はまだ確認されていません。
貨物機には、半導体やリチウムバッテリー、合成樹脂など58トンの貨物が積み込まれていましたが、飛行中、機長から上海空港の管制塔に積み込んだ貨物から火災が発生したという連絡があったということで、国土海洋部は、機長ら2人の捜索を急ぐとともに、詳しい事故の原因を調べています。