アメリカが韓半島の東の海、東海(East Sea)を日本海(Sea of Japan)と単独表記すべきという意見をIHO=国際水路機関に出したことがわかりました。
政府関係者は8日、「来年4月に予定されているIHO総会の海の呼称表記規程集の発刊を前に各国が意見を出しているが、アメリカは名称紛争地域であっても単一地名を使うべきという立場にもとづき、韓国の求めている‘東海・日本海’の併記に賛成していない」と明らかにしました。
これに対し、韓国政府は、「アメリカが一方的に日本の肩を持っている」と反発し、韓国と日本それぞれの立場をバランスよく反映するため併記しなければならないとする意見を外交ルートを通じて伝えました。
IHOは5年ごとに世界の海域の境界と名称を記載した「大洋と海の境界」を出版しており、改訂版の出版に向けて各国に「東海」の表記に対する公式意見の提出を要請していました。
IHOは、韓国が日本の統治下にあった1929年と、1937年、そして戦後の1953年の3回にわたって、「東海」を「日本海」とすることを公式発表していますが、韓国政府は国連に加盟した直後の1992年から「EAST SEA」を「東海」の公式英文名称とし、国際表記として併記するよう働きかけてきました。