李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日、国連総会や国連の原子力安全と核セキュリティーに関する首脳級会合に出席するため、アメリカのニューヨークに向けて出発しました。
李明博大統領はアメリカに5日間滞在し、現地時間の21日、国連総会で基調演説を行います。
その中では、国際平和と安全保障、民主主義と人権、持続可能な開発など国連が掲げている目標実現に向けて、韓国がさらに責任ある役割を果たすという意志を強調し、国際社会の発展のためのビジョンを示すことにしています。
李明博大統領はまた国連総会に出席する日本の野田首相と初の首脳会談を行い、韓日間のFTA=自由貿易協定、北韓の非核化、6か国協議の再開、両国間の交流拡大などについて話し合う予定です。
続いて国連本部で開かれる原子力安全と核セキュリティーに関する首脳級会合に出席し、福島原発事故を契機に原発の安全対策を強化するとともに、世界的な異常気象に対応するためにも原発は拡大すべきだと、提案する方針です。
李大統領は国連総会の後、シアトルでマイクロソフトのビル・ゲイツ氏と会って、開発途上国への支援などについて意見を交わすことにしています。