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野球場のアスベスト 政府が精密調査へ

Write: 2011-09-28 12:07:13

市民団体が行った調査で、ソウルのチャムシル野球場など、全国5か所の球場で、発がん性物質のアスベストが検出されたとことを受けて、政府は精密調査を実施することになりました。
市民団体の「環境保健市民センター」は26日、ソウル・チャムシル球場をはじめ、釜山・サジク球場、仁川・ムンハク球場など全国の5つの球場のホームベースやグラウンドの土壌を採取し、調査した結果、アスベストが0.25%から1%含まれていることが分かったとして、球場を臨時閉鎖し、土壌を入れ替えるよう、関係機関に要請していました。
これを受けて、政府の環境部と文化体育観光部、それに韓国野球委員会は27日、対策会議を開き、韓国環境科学院、それにソウル市と釜山市の保健環境研究院が共同で、来月末までに精密調査を実施することにし、アスベストが確認されれば、野球場の土壌をすべて入れ替えることにしました。
また球場の土壌の入れ替え工事を行う場合、プロ野球の韓国シリーズが行われるソウル・チャムシル球場を優先的に行い、そのほかの球場はポストシーズンが終わってから行うものとみられます。
ただ政府は調査結果が出るまでの間は、グラウンドに水を撒くなどの措置をとった上で、プロ野球の試合は続けることにしており、これに対して、市民団体は、「野球選手と観客の健康と安全を考慮し、アスベストが検出された野球場を直ちに閉鎖すべきだ」と、政府の方針に反発しています。
一方、アスベストについては、学校施設での使用も指摘されており、政府は今後、安全措置に関する法律を設けるなど、対策をとることにしています。

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