ギリシャなどヨーロッパの信用不安が再び広がって、4日の韓国株式市場は売り注文が多くなり、一時110ポイント以上も下落し、取り引きを一時中断するサイドカーも発動されました。
4日の韓国株式市場の総合株価指数(KOSPI)は、先週金曜日より85.71ポイント下がった1683.94で取り引きを開始しましたが、一時さらに111.59ポイントも下がり、取り引きを一時中断するサイドカーが発動されました。
株価はその後やや持ち直して、4日の終わり値は1706.19と、1700の大台は維持できたものの、先週金曜日より63.46ポイントも下がりました。
一方、ウォン・ドルの為替レートは1194ウォンで、先週金曜日に比べて15ウォン90銭のウォン安、日本の円100円に対しては1557ウォン73銭で18ウォン82銭の大幅なウォン安となりました。
このように株価が大きく値下がりしたのは、アメリカの景気減速に加えて、ユーロ圏17か国の財務相会議で、財政危機に陥っているギリシャに対するつなぎ融資の決定を来週に見送ったことから、ギリシャへの厳しい見方が広がったためです。