中央銀行にあたる韓国銀行は13日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年3.25%に、4か月連続で据え置くことを決めました。
ヨーロッパの財政危機に端を発した世界的な景気低迷の懸念が依然としてあるなか、金利を引き上げると韓国経済に大きな負担になりかねないと判断したものとみられます。
また、先月の消費者物価の上昇率は4.3%で、政府の目標値である4%を上回ったものの、先月の5.3%から下がったことも、利上げによる物価上昇の抑制に踏み切らなかった背景になったと分析されます。
一部の専門家らは、ヨーロッパ発の財政危機が続けば、来年以降も引き続き金利が据え置かれるか、または引き下げられる可能性があるとの見方を示しています。
韓国銀行は、政策金利を3月に年2.75%から年3.00%に、そして6月に年3.25%に引き上げています。