世界的な信用格付け会社イギリスのフィッチは、韓国の信用格付けを2005年12月以降6年間、「A+」(安定的)に据え置くとともに、格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に上向き修正しました。
その理由としてフィッチは、韓国の財政の健全性や、3100億ドルを超える外貨準備高、そして日本や中国との通貨スワップの締結などを肯定的に評価したとしています。
信用格付けの見通しが「ポジティブ」になると、およそ1年後には信用格付けそのものも上方修正されるケースが多いため来年は、97年暮れに起きた通貨危機以前の「AA-」に回復できるものと期待されています。