フランスの代表的なシンクタンク、フランス国際関係研究所が主催する世界政策会議が8日、ソウルで始まり、朴槿恵大統領は基調演説で、北東アジア地域の協力を強調しました。
朴槿恵大統領は、域内の国々が原子力の安全、気候変動、エネルギーなど、多様な分野で実用的な協力を強化し、信頼関係を構築することで、ヨーロッパのような多国間の協力プロセスを構築すべきだとしました。
また、そのためには韓国と中国、日本が力を合わせる必要があるとして、早い時期に3か国の外相会談を実現させ、進んでは3か国首脳会談が実現するよう努力していきたいとしました。
朴大統領は北韓の核問題についても触れ、北韓の核開発が北東アジアだけでなく世界平和を深刻に脅かしていると指摘し、北韓に対して核放棄を重ねて促しました。
フランス国際関係研究所が主催する世界政策会議は、フランス版のダボス会議と位置づけられていて、2008年に始まりましたが、アジアの国で開かれるのは初めてです。