尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官は10日、ことしの業務計画の一つとして、キューバとの関係正常化を進める方針を示しました。
尹長官は10日、国会外交統一委員会の全体会議でことしの業務計画を報告し、「中南米にも外交の地平を拡大していきたい。首脳外交を通じて互恵的協力の基盤を拡大する一方、キューバとの関係正常化も推進する」と述べました。
尹長官がキューバとの関係正常化について公の場で触れたのは初めてです。
韓国は1959年にキューバで社会主義革命が起こった後、キューバと国交を断絶しています。
同盟国のアメリカがキューバと敵対し、キューバは北韓と緊密な関係を維持していることが関係正常化の障害となっていました。
しかし、アメリカが去年末、キューバとの国交正常化方針を発表したことを受け、韓国とキューバの間で関係改善の動きが本格化するだろうという見方が出ていました。