朴槿恵(パク・クネ)大統領は、就任から2年となる25日、「新たな覚悟で経済革新を成し遂げ、統一基盤を築き上げるべきだ」と述べました。
朴大統領は25日、青瓦台職員の朝礼に就任後初めて出席し、「新たな覚悟で経済革新を成し遂げ、統一基盤を築き上げるべきだ」と述べ、職員が一丸となって国政運営に取り組むよう要請しました。
朴大統領の支持率は、就任後およそ1年間は60%前後を維持していましたが、去年4月の旅客船沈没事故をめぐる政府の不手際で下落し続け、今ではその半分に低迷しています。
朴大統領は就任から1年となった昨年は、国民向けの談話を発表し、経済政策に加えて韓半島統一に向けた準備などを盛り込んだ「経済革新3か年計画」を打ち出しましたが、今年は特別な行事もなく、談話を発表したりすることもありませんでした。
任期3年目を迎えた朴政権に対して、与野党代表はそれぞれコメントを出しました。セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表は、「党と政府がともに責任ある国政の主体となるべきだ」と強調。最大野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は、「初心に戻って、国民と疎通し、経済を立て直し、国民が幸せになるよう努力してほしい」と述べました。