韓国駐在ロシア大使は23日、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が5月にモスクワを訪問し、戦勝記念日の式典に出席する可能性が高いとの見方を示しました。
これは、アレクサンドル・ティモニン韓国駐在ロシア大使がKBSとのインタビューに応じて述べたものです。
このなかで、ティモニン大使は、5月9日にモスクワで行われる第2次世界大戦の対ドイツ戦勝記念日の式典に、北韓の金正恩第一書記が出席することが有力だとしています。
北韓が出席に関する公式の立場を明らかにしていないなかで、ロシア政府の関係者が、金第一書記の出席について言及したのは初めてです。
また、ティモニン大使は、「韓国とロシアとの国交正常化25周年の年であることから、朴槿恵(パク・クネ)大統領の出席も望んでいる」と述べました。
さらに、ティモニン大使は、「ロシアは、北韓との協力を活性化する方針で、これは南北関係にも良い影響を与えるだろう」と述べました。
今年は、旧ソ連が第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利して70年目の節目の年で、地元メディアによりますと、ロシア政府は式典に世界68か国の首脳を招待しているということです。