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中国の人工島建設問題 米、友好国に共同対応求める

Write: 2015-04-14 14:51:07

中国が領有権を主張して、南シナ海のサンゴ礁に人工島を建設していることに対して、アメリカが韓国や日本などの友好国に共同で対応することを求めるなど、緊張が高まっています。
先週韓国を訪れたアメリカのカーター国防長官は、中国を意識してサードについての言及は避けたものの、南シナ海の領有権問題については、中国が領有権争いを軍事化しているのは誤ったアプローチだとして、強い警告のメッセージを示しました。
アメリカのオバマ大統領も、この問題に対して、中国が力で押し通そうとしてはならないと批判しました。
アメリカ上院の軍事委員会と外交委員会の議員らは、アメリカ政府に厳しい対応を求める書簡を送っています。
南シナ海は、中国やフィリピン、ベトナムなどが領有権を主張していて、中国は、南シナ海の複数のサンゴ礁で埋め立て工事を行なっています。
中国のこうした動きは、防空識別区域の拡大につながると懸念されるため、アメリカが対応に出たとみられます。
しかしこれに対して、中国は、自国の排他的経済水域だとして、関係のない国は干渉を控えるべきだという見解を示しています。
こうしたなか、アメリカ政府は、韓国や日本などの友好国に共同で対応することを求めてきていて、来月開かれるアジア安全保障会議では、この問題が重要な議題になるとみられます。

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