14日の韓国株式市場の韓国総合株価指数は、前の日より12.80ポイント上昇し、2111.72で取引を終え、44か月ぶりに2100を上回りました。
この日は取引開始直後、2100を超え、小幅な値動きを繰り返しながら上昇し、2111.72で取引を終えました。
総合株価指数が2100を上回ったのは、2011年8月2日以来、44か月ぶりです。
株価が上昇した理由について、世界の主要先進国が景気を上向かせるために、通貨供給に出たためとみられます。
これまでは、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会の利上げの時期が、ことし6月になるという見方から、投資家心理が冷え込んでいましたが、アメリカの景気回復が進まず、利上げの時期が遅れるという見通しが強まったことが、買いにつながったとみられます。
また韓国国内の要因としては、韓国銀行が政策金利を再び引き下げる可能性があるという見通しが強まったことが挙げられます。
しかし景気減速が依然として続いていることや、アメリカの利上げの時期が近づけば、上昇基調に歯止めがかかる恐れがあるということから、買いを続けることには慎重になる必要があるとの声も出ています。