南米4か国を歴訪中の朴槿恵大統領は現地時間で20日、ペルーでオジャンタ・ウマラ大統領と会談しました。
韓・ペルー首脳会談は現地時間の20日、首都リマの大統領府で行われ、両首脳は、両国関係を評価し、経済・通商分野の協力拡大、地域や国際社会での協力のあり方などについて意見を交わしました。
朴大統領は会談で、北韓問題をめぐって、北韓の核の放棄や経済開放など、真の変化へと導くための韓国政府の取り組みに対して、ペルー政府が引き続き支持し、協力することを呼びかけました。
両国は貿易や投資を中心とする協力の充実化だけでなく、防衛産業、電子政府、治安、保険医療、インフラなど高付加価値産業分野へと両国の協力を拡大していくことを重点的に話し合いました。
なかでも軽攻撃機としての活用が可能な韓国製の多目的高等練習機「FA-50」の輸出について、踏み込んだ議論が行われたものとみられます。
また両首脳は、ペルー出入国管理システムや司法行政システムを新しくするなど、電子政府の協力事業についても話し合いました。
続いて両首脳は、両国の最高勲章を互いに授与しました。
会談のあと両国首脳は、保健医療分野、電力産業、科学技術革新および創造経済、税関、電子政府の5分野の協力についてのMOU=了解覚書の締結式に参加しました。