韓国政府は２７日、民間団体の北韓に対する肥料支援を承認しました。
統一部の関係者によりますと、北韓に農業用ビニールハウスを支援する民間団体関係者の北韓訪問を承認するに当たって、肥料１５トンの支援をともに承認したということです。
韓国政府は２０１０年５月に北韓に対する制裁措置を取ったあと、限られた人道支援だけを承認し、食糧や肥料などの支援は制限していました。
統一部の関係者は、朴槿恵大統領が去年３月にドイツのドレスデンで「韓半島の平和統一に向けた構想」について演説したことが契機になって、農業や畜産分野の支援を部分的に承認しているとして、今回、ビニールハウスに必要な少量の肥料の支援を承認したものだと説明しました。
民間団体による北韓に対する肥料支援は、２００７年以来８年ぶりです。