北韓がこのほど潜水艦から弾道ミサイルを発射する実験を行なったことを受けて、大統領府青瓦台では12日午前、緊急外交安保長官会議が開かれました。
会議には、朴槿恵(パク・クネ)大統領を始め、国防部長官、統一部長官、外交部長官などが出席し、北韓の潜水艦発射弾道ミサイルなど、最近の安全保障上の懸案について対応策を議論しました。
会議で、朴大統領は、北韓がこのほど、潜水艦発射弾道ミサイル実験を行なったことや、「韓半島西の海、西海で、韓国の艦艇が北韓の領海を侵犯した場合、照準打撃を加える」と威嚇したことなどから、韓国軍に対し、北韓の挑発に備えた万全な態勢を保つよう指示しました。
一方、崔潤喜(チェ・ユンヒ)合同参謀本部議長とスカパロッティ韓米連合司令官は、12日午前、会談し、北韓の潜水艦発射弾道ミサイル実験に対する対応策を議論しました。
会談で、崔潤喜議長とスカパロッティ司令官は、偵察衛星やイージス艦などを使って北韓の潜水艦の動きを集中的に監視することや、北韓が、韓国の南の海など後方地域から潜水艦を使ってミサイルを発射する可能性に備え、迎撃ミサイルを搭載したアメリカのイージス艦を追加配置することなどについて話し合ったものとみられています。