世界の教育課題について話し合う「第3回世界教育フォーラム」が19日、仁川・松島(ソンド)で開幕しました。
世界教育フォーラムは、教育分野でもっとも大きな国際会議で、1990年のタイ、2000年のセネガル会議に続いて、15年ぶりの開催となります。
今回のフォーラムには、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長をはじめ、ユネスコのイリナ・ボコバ事務総長、イギリスのゴードン・ブラウン前首相、オーストラリアのジュリア・ギラード前首相らが出席します。
フォーラムでは、1990年代から進められた、すべての人が初等教育を受けられるようにする運動を評価し、今後の課題を定めることになります。
またこれまでは、開発途上国の問題に焦点が合わせられていましたが、今回は、教師の質や生涯学習といった先進国の課題まで、幅広い議題が取り上げられます。
さらに短い期間で経済的成長を遂げた韓国の教育の事例も紹介されます。
フォーラムは22日まで4日間開かれ、閉幕式では、議論の結果を総括する「仁川宣言」が採択されます。